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アスベスト調査分析株式会社【ARA】の分析課です。今回は、元図書館司書の私が「アスベストに関することを調べる際に参考文献はどの程度図書館にあるのか」について書きたいと思います。専門書については値段が高く、個人での購入をためらってしまうこともあるのではないでしょうか？そんな時は、近所の図書館や専門図書館で探すことができます。基本的には無料で読むことができますし、絶版になり本屋やインターネットで手に入らない本や雑誌なども読むことができます。また、図鑑や絵本のように子供向けのものから、研究成果の発表や環境問題のノンフィクションのように大人向けのものなど、様々なレベルの資料があり、自分にあった資料を見つけることができます。近隣の図書館２館で検索してみると以下のような結果になりました。公立図書館（A図書館）にて（2025,12,1現在）「アスベスト」検索　図書8件（一般書６、児童書２）「石綿」検索　図書7件（一般書６、児童書１）公立図書館（B図書館）にて（2025,12,1現在）「アスベスト」検索　図書19件（一般書17、児童書２）「石綿」検索　図書17件（一般書17） また、専門図書館（環境省図書館）では以下の結果になりました。環境省図書館にて（2025,12,1現在）「アスベスト」検索図書　12件、逐次刊行物　17件、成果物　128件、視聴覚　4件「石綿」検索図書　13件、逐次刊行物　5件、成果物　471件このように、身近な公共図書館でも所蔵があり、環境省図書館になるとさらに多くの所蔵があります。また、環境省図書館の検索結果を見ると圧倒的に成果物（報告書等）が多いことが分かります。本屋では見つけられない情報も読むことができるのではないでしょうか。そして、今回は「アスベスト」と「石綿」の2つに検索ワードを絞りましたが、「アスベスト」では出てきて「石綿」では出てこない資料や、「アスベスト」では出てこず「石綿」では出てくる資料が存在しました。一つのワードで求める資料が出てこない場合も、「クリソタイル」などそれぞれの繊維の名称や、「ケイカル板」などの試料名称などを検索ワードに変更または追加することで探している資料を見つけることができるかもしれません。最後に上記の図書館で見つけた本を１冊紹介します。 「世界で１番美しい分子図鑑」セオドア・グレイ/著,ニック・マン/写真,若林文高/監修, 武井摩利/訳　創元社様々な物質について性質などが写真や図とともに書かれています。アスベストのページも、危険性や歴史が端的に書かれていてとても分かりやすいです。