「アスベストが見つかった」その瞬間、現場が止まる
アスベストの事前調査をしていると、こういうケースに何度も出会います。
調査してみたら、石綿含有建材が見つかった。でも、面積がほんの少し。それでも工事は止まるし、対応は必要。
この「ほんの少し」が、実は現場を一番悩ませます。
除去専門会社さんにお願いするのが正解なのは分かる。でも数量が小さすぎて、どうしても割高になりやすい。さらに、段取りも重くなり、工期にも影響が出る。
この “ちょっとだけアスベスト”問題、意外と多いんです。
ARAが対応している「小規模工事」とは
ARAでは、アスベスト事前調査の流れの中で、極小規模な工事をお引き受けすることがあります。
たとえば、こんな工事です。
エアコン工事のため、天井ボードを1枚だけ撤去したい
壁に1か所だけ穴をあけたい
機械(発電機やボイラー等)更新工事で、石綿含有塗床にアンカー打設用の下穴をあけたい
Pタイルや長尺シートを数㎡だけ張り替えたい
石綿含有仕上塗材の水ぶくれ・クラック部分だけ除去したい
やっていることは多岐にわたりますが、共通するのは、
あまりに数量が少ない(またはレベル3建材対応が中心になりやすい)ため、どうしても割高感が出やすい
という点です。
「小規模」だから簡単、ではない
誤解されがちですが、ここは大事なので先にお伝えします。
小規模=簡単 ではありません。むしろ小規模の方が、難しい面もあります。
お客様の心理として「ちょっとだけなのに高い」と感じやすい
でも法令や安全手順を省けるわけではない
工期がタイトで、現場は止めたくない
それでも安全と適法は絶対に守らないといけない
つまり、現場のストレスが一番溜まりやすいゾーンなんです。
ARAの価値は「調査からの流れ」でムダが少ないこと
ARAが小規模工事を請ける一番の理由はここです。
調査からの流れで、そのまま施工計画を組める。この“流れ”があるだけで、現場はかなりラクになります。
事前調査の情報がすでに揃っている
現場状況を理解している
お客様が「どこに頼めばいいか」迷わなくて済む
工程調整が早い
必要な安全対策に絞った段取りができる
結果として、安全・適法を守りつつ、ムダが少なく、コストも時間も圧縮しやすいという形になります。
ARAの「対応が早い」は、調査の“見積段階”から始まっています
ここは、ARAの小規模工事の価値として、特にお伝えしたいポイントです。
ARAが評価いただくのは、単に「工事もできます」という話ではありません。事前調査の見積段階から、すでにスピード対応が始まっています。
ARAでは、小規模工事であり、かつお客様のご要望があれば、事前調査のお見積りを作る段階で、
「もし含有していた場合、どういう対策工事になるか」
「小規模で収まるなら、いくらくらいか(概算含む)」
「工程はどれくらいか」
といった “含有時の対策工事見積”までセットで準備します。
そのため、もし調査で石綿含有が判明しても、
アスベストが見つかってから業者探し → 現地調整 → 見積取得 → 発注…という手間を省くことができます。
小規模工事は特に、「工事をどうするか」よりも先に“誰に頼むか”で時間が溶けるケースが少なくありません。
ARAは、調査からの流れでそこを埋め、現場を止めないための時間短縮にこだわっています。
実績紹介:小規模でも「止めない」「安全に終わらせる」
ARAでは昨年春から小規模工事の請負を始め、全国で受注を積み上げています。ここではイメージが伝わりやすいように、実際の事例をいくつかご紹介します。
事例①(大阪支店):アンカー4箇所だけ、でも止められない
場所:兵庫県神戸市中央区
整流器更新に伴う通線貫通部およびアンカー打設箇所の事前調査で、塗床の表層塗料に石綿含有が認められました。
工事内容は、機器設置におけるアンカー打設箇所(カラークリート)の局所処理。隔離養生のうえ乾式グラインダーによる研削作業で対応しています。
面積:おおよそ φ100mm × 4箇所
工期:2時間程度(準備・養生~除去作業~ゴミまとめ)
事例②(中部支店):機械室の更新工事、天井+床の“ちょい残し”を解決
場所:愛知県名古屋市瑞穂区
機械室空調機器更新工事に伴う壁・床・天井の事前調査で、天井の有孔ケイカル板およびPタイルに石綿含有が認められました。
工事は、養生のうえ対象箇所の湿潤化を行い、手作業で撤去。石綿ゴミの処理まで含めて対応しています。
面積:有孔ケイカル板 約10㎡、Pタイル 約1㎡
工期:撤去 4時間+石綿ゴミ搬出 1時間以内
事例③(福岡支店):内装改修で複数部屋、壁+接着剤をまとめて安全に
場所:佐賀県鳥栖市
内装改修工事に伴う事前調査で、壁のケイカル板および巾木の接着剤に石綿含有が認められました。
養生のうえ湿潤化し、手作業で撤去。石綿ゴミ処理まで含めて対応しています。
面積:ケイカル板 約20㎡、巾木 約10m(計4部屋)
工期:撤去 2日+石綿ゴミ搬出 1時間以内
ARAが対応できない場合は、マルホウに繋ぎます
ARAは仮設工事や大人数を必要とする工事は得意ではありません。だからこそ、一定規模以上の場合や、より最適な体制が必要な場合は、グループ会社であるマルホウとお客様をお繋ぎし、よりコストパフォーマンスがよくなる提案を行っています。
ARA単体で完結させることが目的ではなく、お客様にとって最適解を出すことを優先しています。
まとめ:「小規模」こそ困る。だからARAが動く。
アスベスト工事は、金額の大小ではなく、安全・適法を守りながら、現場を止めない段取りが全てです。
ARAの小規模工事は、
調査→施工までの流れを最短化
見積段階から“含有時の対策”まで準備し、手間を省く
小規模だからこそムダを削る
規模が大きい場合はマルホウと連携
全国の協力会社さんと、安全第一で実行
このスタンスで積み上げています。
最後に
調査・工事中・計画中に、**「ちょっとだけアスベストが絡む」**状況が出たら、現場が止まる前にARAにご相談ください。
調査・施工の両面から、最適な対応方法を一緒に整理します。
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