はじめに
日本で未経験からアスベスト分析の仕事を始めることは、外国人の私にとって新鮮で大きな挑戦でした。 アスベスト分析そのものだけでなく、日本語の専門用語や日本の職場環境についても学ばなければなりませんでした。振り返ってみると、最初は不安だった多くのことも、日々の研修と実践を通して少しずつ乗り越えることができました。初めて顕微鏡をのぞいたときの経験
最初に強く印象に残ったことの一つは、顕微鏡を使った観察でした。初めのうちは、光の強さや色合いに慣れるのが難しく、目が疲れてしまうこともありました。また、どこに注目して観察すればよいのかもよく分かりませんでした。しかし、繰り返し練習するうちに、顕微鏡の扱い方や試料の観察方法に徐々に慣れていき、顕微鏡で見える繊維のさまざまな形や見え方が興味深いと感じるようになりました。試料を見ながら、「この中にはアスベストがあるのかな」と考えながら探すことも面白かったです。繊維を見つけた後、特徴が分かりやすいように、きれいな画像を撮ることも楽しみの一つでした。
新しい用語や知識を学ぶ難しさ
研修の中でも特に難しかったのは、新しい専門用語や知識を覚えることで、「本当に全部覚えられるだろうか」と不安になることもありました。専門用語の中には母国語でも難しいものがあり、それを日本語で学ぶことは、私にとってさらに大きな課題でした。最初は限られた研修期間の中で習得できるかどうかプレッシャーを感じていましたが、毎日勉強と実践を続けることで、少しずつ用語や内容に親しみを持てるようになりました。
先輩社員のサポート
私を指導してくださった先輩社員はいつも気長に付き合ってくださり、理解できないことがあると何度でも丁寧に説明してくださいました。
答えが分からないときには、すぐに正解を教えるのではなく、考えるためのヒントを与えてくださることもありました。また、日本語の専門用語が理解しづらい場合には、英語での意味を確認しながら説明してくださり、大変助かりました。
さらに、「全てをすぐに覚えようと焦らなくてよいこと」や、「失敗を恐れなくてよいこと」も教えていただきました。そのおかげで、失敗も学習過程の一部であると理解できるようになりました。失敗をしてそれを修正し、再度挑戦することで少しずつ自分の分析に自信を持てるようになりました。
日本語環境のパソコンに慣れるまで
日本語環境のパソコンを使うことも、私にとっては大きな課題でした。最初は英語でキーボード入力をしていたため、日本語入力にはなかなか慣れませんでしたし、入力速度も遅かったです。しかし、毎日パソコンを使うことで徐々に慣れていきました。
この経験を通じて、日本で働くことを考えている海外の方々にとっては、専門知識だけでなく日本語の専門用語や漢字、そして基本的なパソコン操作についても事前に学んでおくことが大切だと感じました。
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